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外国語ぺージも手早くチェック! 「Infoseek マルチ翻訳」

【ここがオススメ!】

 日本語と8カ国語もの外国語を双方向に自動翻訳するサービス。対象となる言語は、英語、韓国語、中国語のほか、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語。「テキスト翻訳」と「Webページ翻訳」があり、メールやWebページの内容理解、作文などをサポートしてくれる。


 英語が苦手とまではいかなくても、英文ページを日本語同様のスピードで読める人は少ないだろう。わからない単語を1語ずつ調べてもいいのだが、参考程度に読みたいページのために、そこまで手間と時間はかけられない。知りたいと思ったときに、さっと大意がとれれば、きちんと読むべき文書なのか、あるいはそこまでする必要はないかも振り分けできる。

 そんなときに活用したいのが無料翻訳サービスだ。今回はいろいろな無料翻訳サービスの中から、圧倒的な言語サポート数を誇る「Infoseek マルチ翻訳」をご紹介しよう。


英語や中国語、ハングルのほか、仏独伊、スペイン、ポルトガル語も相互翻訳可能

Infoseek マルチ翻訳
http://translation.infoseek.co.jp/

ポータルサイト中でも、海外8カ国語に対応しているのは「Infoseekマルチ翻訳」だけ
 「Infoseek マルチ翻訳」は、楽天株式会社が無料で提供する自動翻訳サービス。英日/日英のWebページ翻訳を行なう「インフォシーク翻訳」として2001年7月にスタートしたところ、これがユーザーに好評だったため、9月に「テキスト翻訳」を追加した。

 その後、2003年には日韓・日中双方の自動翻訳機能が加わり、2006年6月に株式会社クロスランゲージの多言語翻訳システムを導入。これにより、従来の英語、韓国語、中国語に加え、ポータルサイトでは初めて欧州5カ国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語)の自動翻訳が可能になった。

 このサービスの強みは、サポートしている言語の多さにある。英語以外で、中国語、韓国語を扱う自動翻訳サービスは多いが、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語それぞれを“日本語”と双方向に翻訳できる機能をまとめて持った無料サービスは、今のところ「Infoseek マルチ翻訳」以外に存在しない。なお、ロシア語や他言語の導入に関しては、現時点では未定とのことだ。


テキスト翻訳とWebページ翻訳。2つの方法を使い分ける

 「Infoseek マルチ翻訳」では、テキストボックスに入力した文章を指定の言語に翻訳する「テキスト翻訳」と、WebページのURLを指定することで当該ページのテキスト部分を丸ごと翻訳してくれる「Webページ翻訳」という2つの翻訳方法が提供されている。

 「テキスト翻訳」はコピー&ペーストで翻訳したいテキストを入力し、ボタンを押すだけで訳文が表示される。このため、Webページだけでなく、メールでもらった文章を翻訳することも可能だ。具体的には、たとえば英文で問い合わせメールを送りたいときに、まず日本語で書いて、和文→英文に翻訳するような使い方もできる。


Internet Watchのトップページを英語に訳してみた。記事の見出し部分などは翻訳されていないのがわかるが、見出しの下のリード文は翻訳されている

 「Webページ翻訳」は、翻訳したいWebサイトのURLを指定するだけで、Webページのデザインやレイアウトを保ったまま、テキストを丸ごと翻訳してくれる機能。原文との併記も可能なので、語学学習の手助けにもなる。また、翻訳後のWebページ内にあるリンクをクリックすると、自動的にリンク先も翻訳対象なる点もありがたい。Webページ上の長文や、海外のニュースサイト等の参照に便利だ。

 このほか、「Infoseek マルチ翻訳」では、翻訳設定上、「です・ます」「だ・である」などの文体を選択できるほか、「関西弁」オプションも用意されている。フランス語のニュースを関西弁で読むなんて楽しみ方も可能となっている。


制限も理解した上で、大いに活用しよう

 ただし、どんな場合でも翻訳できるというわけではない。「Webページ翻訳」の場合、“http://”で始まるアドレスが対象で、“https”や“ftp”には対応していない。テキスト数の制限はないが、フレームの構成が複雑なページやJavaScriptを使用したページなどでは、Webページ解析上の問題から翻訳できない場合がある。そんなときは、めげずに「テキスト翻訳」に切り替えればいいだろう。

 「テキスト翻訳」の場合、一度に翻訳できる文字数は、全角で最大2,000文字、半角英数で4,000文字までが限界だ。それ以上は分割するなどの工夫が必要となる。

 また、外国語の作文に利用する場合は訳文の妄信も禁物だ。できるだけ簡潔で、主語と述語の関係が明快な文章を心がけて和文を起こすと翻訳されやすいようだ。ただし、あくまで自動翻訳で、ときには思わず笑ってしまうようなとんでもない訳文が表示されることもある。

 仕事で参照しなくてはならない海外のWebページの内容などを手早く把握する用途に活用したい翻訳サービスだが、自動翻訳はまだそのまま使えるというレベルには達していない点は頭に入れておきたい。


関連情報

URL
  Infoseekマルチ翻訳
  http://translation.infoseek.co.jp/
  「超便利! ビジネスに役立つ無料サイト」連載バックナンバー
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/biz_site_backnumber/


2007/07/30 13:10
すずまり
大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。

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