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東京インタラクティブ・アド・アワード贈賞式で、井上雄彦氏が受賞挨拶


グランプリ作品「スラムダンク」の受賞挨拶で登壇した井上雄彦氏
 インターネット広告推進協議会(以下JIAA)は6月3日、東京・汐留の電通ホールで「第3回 東京インタラクティブ・アド・アワード」の贈賞式を開催した。グランプリ作品「スラムダンク」をはじめ、各入選作品への発表・表彰を行なった。

 東京インタラクティブ・アド・アワードは、JIAAが毎年開催している広告賞で、今回が3回目。2004年1月1日から12月31日までの間に掲載されたインターネット広告を対象に、2004年11月から2005年2月まで応募作品を受け付けた。

 応募総数296通の中から選ばれた入賞作品は、3月に発表済み。最優秀作品に贈られるグランプリは、漫画「スラムダンク」の作者である井上雄彦氏が広告主となって、新聞6紙の全面広告や特設Webサイトなどを使って展開したプロジェクトが獲得している。ほかにも金賞・銀賞・銅賞・入選の各賞に全59作品が選ばれた。


井上雄彦氏が受賞挨拶

「スラムダンク」広告のクリエイティブディレクターを務めた佐藤尚之氏
 贈賞式は、同日開催のJIAAの通常総会後に実施された。グランプリ作品「スラムダンク」の表彰では、広告主でもある原作者の井上雄彦氏が自ら登壇。「単行本1億冊を突破したことに対する『ありがとう』の気持ちを、どうやればうまく伝えられるかだけを考えて制作した」と背景を説明。「実行した結果、逆に多くのさまざまな人から『ありがとう』の声を寄せていただき、大変うれしかった」とコメントした。

 また、同作のクリエイティブディレクターを務めた佐藤尚之氏は、関係したスタッフ全員を壇上に呼び、「このうち誰か1人欠けても、この広告は実現できなかった」とコメント。スタッフに感謝の辞を述べた。


審査委員長の杉山恒太郎氏(電通 執行役員)
 贈賞式の最後には、審査委員長である杉山恒太郎氏(電通 執行役員)が今回の賞を講評。グランプリのスラムダンクで行なわれた、個別性と広告という相反する概念を融合させようという試みや、モバイル部門金賞のナイキジャパン「蹴メ」のようにアイデア・デザインともに優れた作品が登場したことを評価した。そして「東京インタラクティブ・アド・アワードが、世界に冠たる広告賞として発展できるよう、努力していきたい」と、今後の展望を語った。


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JIAA、インターネット広告賞受賞作品を発表~グランプリは「スラムダンク」(2005/03/31)

URL
  東京インタラクティブ・アド・アワード
  http://tokyo.interactive.ad.awards.jp/


( 森田秀一 )
2005/06/06 15:26

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