|
左から佐藤章商品企画部長、栗原はるみ氏、民秋賢Eビジネス準備室室長、河内進取締役経営企画部長
|
キリンビバレッジは2日、さまざまな分野の著名人が愛用する商品を販売するWebサイト「Markers」を開設した。料理家の栗原はるみなど10名が、計100点の商品を紹介する。商品購入時には無料の会員登録が必要となる。対応環境はWindows XP/2000、Macromedia Flash Player Ver7.0.19以上、Internet Explorer 6以上。
Markersでは、「マーカー」といわれる各分野の著名人が推薦する商品を販売する。雑誌を意識したインターフェイスを採用しており、机の上でページをめくるような感覚でコンテンツを閲覧できる。商品の紹介のほかマーカーのコメントも掲載しており、月2回更新する。
商品を推薦するマーカーは当初10名でスタート。料理家の栗原はるみ、イラストレーターの安斎肇、風水ブームの立役者で建築家のDr.コパ、作家の畑正憲などが名を連ねる。商品は、キッチン用品やワイングラス、ゴルフシューズなど100点を用意。キリンビバレッジの人気キャラクター「生茶パンダ」のオリジナル商品も販売する。マーカーの人数と商品数は順次増やしていくという。
また、会員登録により与えられるマイページでは、気に入った商品やマーカーのアイコンをドラッグ&ドロップすることでスクラップできる。カートや注文履歴を表示する機能も備える。なお、商品の送料は全国一律630円。決済方法は代金引換とクレジットカードに対応する。
|
|
Markersの目次ページ
|
「ソラミミスト」で知られる安斎肇氏もマーカーの一員だ
|
|
|
商品説明ページにはマーカーの推薦コメントも掲載される
|
気に入った商品をマイページにスクラップできる
|
キリンビバレッジ取締役の河内進氏は、「ECサイトで先行するヤフーや楽天、アマゾンには大量の商品が揃うが、セレクトショップを意識したMarkersでは量ではなく質で勝負する。また、購入する商品が決まっていてネットショッピングをするユーザーがいる反面、何を買うか決めずに商品を探すユーザーは全体の7割に上る。Markersはこの7割のニーズに応えるもの」と語る。
また同社Eビジネス準備室室長の民秋賢氏は、「まずはMarkersを顧客に支持されるサイトにすることが先決。その後会員の意見などを参考にして、飲料周りのオリジナル商品を作りたい」と戦略を示した。
プロモーションとしては、ネット広告のほか「生茶」や「FIRE」など同社の人気商品のマス広告と連動させる。会員数は開始2カ月で4万人、1年後には30万人、初年度売上は20億円を目指す。
なお同日、都内で「Markers」の記者発表会が開催され、マーカーを代表して栗原はるみ氏と、「生茶」「FIRE」「アミノサプリ」などを手がけた同社商品企画部長の佐藤章氏が参加した。栗原氏は、「フランス人に私の作った和食を盛りつけてもらうことを意識した」という食器やストレッチ素材のタオルを紹介。佐藤氏は、以前プレゼントを実施した際に1,000万通の応募が集まったという「生茶パンダ」をリュックサックにして、ラジオや懐中電灯など20点の防災グッズを常備するオリジナル防災セットなどを紹介した。
|
|
Markersプレス発表会の司会を務めた魚住りえ氏
|
マーカーを代表して料理家の栗原はるみ氏が来場
|
関連情報
■URL
Markers
http://www.markers.co.jp/
( 増田 覚 )
2006/02/02 17:35
- ページの先頭へ-
|