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アッカ、SI企業に回線をホールセールするパートナープログラム


アッカ・ネットワークス ソリューション営業本部長 鈴木龍雄氏
 アッカ・ネットワークスは3日、同社のパートナー戦略などを紹介する「第1回 ACCAパートナ・カンファレンス」を開催した。ソリューション営業本部長の鈴木龍雄氏が、同社ネットワークインフラを利用してソリューションを提供するパートナー企業を支援する「ACCA Solution Partner Program(パートナープログラム)」の概要を説明した。

 パートナープログラムでは、同社子会社のアッカ・ソリューションズが、アッカ・ネットワークスのネットワークインフラ「ACCA Solution Platform」をパートナー企業に卸す。パートナー企業は、アッカ・ネットワークスの回線を自社サービスにバンドルして、自社ブランドとして販売することが可能となる。ネットワークインフラは、パートナー企業のサービスやユーザーの環境に合わせて自由に設計できる。

 「ブロードバンド回線をホールセールで卸すため、パートナー企業は通信事業者になる感覚。パートナー企業は、通信事業者としてアプリケーションからネットワークまでを一括提供できるため、これまでの(ハードウェア販売やソフトウェア開発のような単発的な契約である)ワンタイムのビジネスから、(継続的な契約となる)ストックビジネスとして利益を確保できるのが1番のメリット」と鈴木氏はアピールする。

 パートナーは、バリューパートナー(VP)とセールスパートナー(SP)の2種類に分類。VPは、ACCA Solution Platformを自社サービスにバンドルして自社ブランドとして提供できる。一方SPは、VPが構築したソリューションを販売する。

 アッカ・ソリューションズでは、「営業・販売支援」「トレーニング・セミナー」「情報提供」など、パートナー企業をサポートするプログラムを用意。営業・販売支援としては、パートナー企業に案件を紹介するほか、契約回線数や案件に応じたインセンティブ・割引を行なう。また、提案・販売に必要なスキルをトレーニングしたり、パートナー専用サイトで事例紹介やFAQを公開する。

 鈴木氏は、「ASPサービスとしてパートナー企業に提供するため、初期費用や月額費が最小限に抑えられるだけでなく、運用の負担もかからない。通常は、SI費用として数千万円かかる場合でも、月額数万円で導入できる」と語り、中小規模企業が導入しやすいプログラムであると訴えた。


ACCA Solution Platformの概要 ACCA Solution Partner Programの仕組み

関連情報

URL
  第1回 ACCAパートナ・カンファレンス
  http://www.acca.ne.jp/open_conference/


( 増田 覚 )
2006/03/03 20:18

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