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米国で最もイメージが良い企業はMicrosoft、米市場調査結果


 米国の企業をイメージによってランキングする恒例の調査で、Microsoftが2006年度の企業イメージが最も良い企業に選ばれた。1日、世論調査会社のHarris Interactiveが発表した。

 この調査には米国で認知度の高い一般企業も多数含まれているが、そのすべての企業の中でMicrosoftが最もイメージが良いと考えられていることになる。2位はJohnson & Johnson、3位が3M Company、4位がGoogle、5位はThe Coca-Cola Company、6位がGeneral Mills、7位がUnited Parcel Service(UPS)、8位がSony Corporation、9位がToyota Motor Corporation、10位がThe Procter & Gamble Company(P&G)だった。なお、IT企業としてはそのほか11位にAmazon.com、16位にIntel、22位にApple Computer、23位にDell、26位にIBM Corporation、38位にHewlett-Packard、48位にTime Warnerなどがランクインしている。

 2005年度の調査結果ではGoogleが3位、6位がSony、7位がMicrosoft、10位にIntelが入っていた。Microsoftはこの世論調査で常に上位にランクインする常連企業の1つだが、今回は一気に順位を7つも上げて首位の座を得たことになる。

 この市場調査は、まず企業名をリストアップする段階と、それをレーティングする段階に分割されて行なわれている。最初の段階ではランダムに選ばれた米国民に対して最もイメージが良いと思う企業と悪いイメージを持つ企業を2社ずつ選び出してもらう。ここで集計された企業が米国で良くも悪くも「最も認知されている企業」ということになる。次いでこの企業を評価する段階に入る。評価はその企業の製品とサービス、財務パフォーマンス、職場環境、社会的責任、ビジョンとリーダーシップ、好き・嫌いの6分類20項目で点数を付ける。次いでこれを評価指数を計算するための計算式に代入し、この評価指数によってランキングが決定される仕組みだ。

 この評価指数で見ると、Microsoftは2005年度の78.11から2006年度は80.74へと大幅に増加している。一方でGoogleはランキングを1つ落としたものの2005年度は79.52に対して2006年度の79.81と若干増やしている。Amazon.comは2005年度は評価対象にすらなっておらず、1999年の15位以来最高のランキングとなった。

 今回の調査では一般米国民だけでなく、世論に対して影響力を持つ“インフルエンサー”と投資家に対しても調査が行なわれた。インフルエンサーに対する調査でもMicrosoftは1位で、Googleは5位、Amazon.comは7位だった。投資家を対象とした調査ではGoogleが2位、Microsoftは5位、Intelが9位だった。


関連情報

URL
  調査結果(英文)
  http://www.harrisinteractive.com/rq


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2007/02/02 11:59

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