ルート案内、乗換案内に対応したGoogleマップが使える「マイマップ+」


アプリ名マイマップ+(Ver.1.8)
こんなときにGoogleマップのストリートビューを活用しながらルート案内も使いたい
価格85円
販売Takeshi Dodo (C)mymapplus.com
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/id467908886

iOS標準マップとGoogleマップ切替が可能。「距離測定」などユニークな機能も

 「マイマップ+」は、先週ご紹介した「ストリートビューワ」の機能拡張版といえるアプリだ。「ストリートビューワ」をご紹介した時点では、まだGoogleマップに対応したバージョンがリリースされていなかったのだが、ようやく対応したのでご紹介しよう。

 「マイマップ+」は、現在地、地図回転、ストリートビュー、検索、渋滞情報といった機能が使える「ストリートビューワ」に、ルート案内、乗換案内、アンカー、距離測定、位置のメール送信機能などが加わっており、Googleマップが使える地図アプリとして、一通りの機能を網羅しているのが大きな特徴だ。

 起動時にはiOS標準マップが表示されるが、Googleマップが使いたいときは、画面左下の「▲」からメニューを表示し、「G」をタップすると切り替わる。ジョグダイヤルでの拡大縮小や、十字カーソル位置でのストリートビューの表示、電子コンパスの同時表示など、地図上の基本的は操作は「ストリートビューワ」と変わらないが、ジョグダイヤル操作が苦手な場合は、設定で+/-ボタンに変更することもできるようになっている。

 「ルート&乗換案内」では、車または徒歩に対するルート案内のほか、乗換案内、カーナビ「NaviCon」との連動のいずれかが選択できる。ルート案内では、出発点と到着を指定すると候補が複数提示され、回転する地図やストリートビューとともに案内が確認できるほか、残り時間や距離も分かる。現在地を知らせたいときは「ココメール」を選択すると、カーソルの位置をメールで送信できる。

 乗換案内では、「Yahoo!ロコ 路線情報」「Google乗換案内」「標準地図アプリ」のいずれかを指定しての乗換案内検索が可能。ボタンをタップすると、それぞれの検索オプションの指定もできる。(現在のところ「標準地図アプリ」を選択すると、筆者の環境においては、Google乗換案内」が起動するようだ)

 検索は、住所やキーワードのほかに、カテゴリ、マーカー検索、グルメ、電話番号からの検索が可能で、カテゴリ検索はベータ版ながらも、カーソルの位置を中心に、半径を指定して最寄り駅、郵便局、駐車場、給油所、カフェ、コンビニ、デパートが検索できる。グルメは食べログと連携しており、半径、キーワード、予算、営業時間、クーポンの有無などが指定できる。

 ユニークなのは地図上に目印がつけられる「アンカー」と、地図上でなぞるとおおよその距離が分かる「距離測定」だ。「アンカー」は最大5つまで指定でき、完全にアプリを終了するまでは表示し続けられるので、たとえば調べ物をしていて、見つけた場所に印を付けて位置関係を見る、あとでまとめて「位置情報」で住所を調べるといった使い方が可能だ。また、「距離測定」と併用すると、目印間のおよその距離を調べるといった使い方もできる。

 Googleマップが使える点をはじめに、検索、ルート案内、乗換検索、電子コンパスの表示、および地図の回転、ストリートビュー、渋滞情報が利用できるわけで、iOS 5の「マップ」の代わりとしてはかなり役立つ存在ではないかと思う。

起動時の「マイマップ+」。起動時はiOS標準マップが表示されるGoogleマップを使いたいときは、メニューを表示し「G」を選択するGoogleマップに切り替わった状態
地図回転もサポート「ルート&乗換案内」のメニュー乗換案内は、3つのサービスから選択する「車/徒歩ナビ」の検索結果の例
ストリートビューも利用できるルート案内中の画面「距離測定」は、地図をなぞるだけでおよその距離を教えてくれる目印がつけられる「アンカー」
「カテゴリ」検索メニュー「グルメ」検索メニュー動作設定画面「検索」メニュー



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2012/10/24 06:00


すずまり
プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。
睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。