ISAO、IPデータキャストを利用したサービスイメージを展示


ISAOブース

 「Interop Tokyo 2009」と同時開催している「IMC Tokyo 2009」では、株式会社ISAOがIPデータキャスト(以下IPDC)を利用したサービスイメージをパネル展示している。IPDCは、IPパケットに格納したデータを放送波で送信する技術だ。

 説明員は、「双方向サービスは従来通り通信を利用できるが、マルチキャストで同時に大量のデータを送信する場合は、放送波を利用していければと考えている。(IPDCのサービスは)まだまだ先の話で、実現には法改正も必要」と話す。

 ISAOでは、裸眼で楽しめる立体映像の放送やインタラクティブな3DCG映像の放送、インターネットも併用した視聴者参加型サービスを提案していた。「どのようなサービスが実現するのかは、まだ模索している段階」。放送波でデータを受信するには、チューナーが必要になるため、「端末メーカーと協力していきたい」とした。

 このほか、携帯電話向けの無料動画サイト「MOVIEFULL」の有料版「MOVIEFULL+(プラス)」を展示していた。docomo向けを6月末から開始する。携帯電話向け動画コンテンツのニーズについて説明員は、「BeeTVが始まったこともあり、携帯電話で動画を見る文化がユーザーに広まりつつある。やっときたという感じ」と話した。

IPDCによるコンテンツ放送サービス視聴者参加型サービスのイメージ

MOVIEFULL+MOVIEFULL+の動画を実機で視聴できた




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(野津 誠)

2009/6/12 11:33