mixiアプリをポコポコ作成できるサービス、広告への活用も


トリグラフ取締役の西脇学氏

 16日・17日に東京国際フォーラムで同時開催されたイベント「Business Blog & SNS World 2009」「Next Advertising & Marketing 2009」「3Dインターネット・ビジネスフォーラム」の展示会場では、「ポコポコアプリ」のオープンベータサービスを16日に公開したばかりのトリグラフも出展した。

 「ポコポコアプリ」は、プログラミングの知識不要で、Webブラウザ上の操作で簡単にmixiアプリを作成できるサービス。会場では、用意されたテンプレートを選択して数クリックの操作でTwitterのタイムラインを表示するアプリを作成し、mixiのマイページ(開発者向けのもの)に登録する流れなどを説明していた。

 トリグラフ取締役の西脇学氏によると、mixiアプリでは通常、作成したプログラムをホスティングするサーバーが必要になるが、「ポコポコアプリ」側でそれを用意しているのも特徴だという。自前のサーバーを持たない個人などでも手軽にmixiアプリを作成でき、一般のユーザーにとって敷居の高いイメージのあるmixiアプリの開発のすそ野の拡大ができるとしている。

 mixiアプリが一般向けにも公開されれば、面白いアプリはmixiユーザーの口コミによって利用拡大が予想されるため、トリグラフでは「ポコポコアプリ」をプロモーションに活用するための取り組みみも展開する。広告・プロモーション事業者などを対象に「ポコポコアプリパートナープログラム」を開始し、今回のイベントで先行登録を受け付けていた。プロモーションパートナーのアプリを「公式ポコポコアプリ」として登録し、普及を促す仕組みを構築する。今後、パートナーミーティングを開催しながら詳細を詰めていく考えだ。


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(永沢 茂)

2009/7/17 20:50