関連記事インデックス

ついに発売された「Windows 8」で振り返る2012年

 2012年に本誌で掲載した、Windows 8関連のニュース記事をまとめた。

 2009年にWindows 7が発売されてから3年、マイクロソフトの新たなOSとして登場したWindows 8は、ホーム画面となる「スタート画面」をタッチ操作に適したタイル状のボタンが並ぶスタイルに変更。従来のデスクトップ画面はスタート画面から「デスクトップ」のタイルをクリックすることで表示されるようになるなど、Windows 95以来となるユーザーインターフェイスの大きな変更が行われた。

Windows 8のスタート画面

 一般ユーザーにとっては、2012年2月公開された「コンシューマープレビュー版」で初めてWindows 8を試用できるようになった。そこからの動きは早く、6月にはこれまでのマイクロソフトのOSではRC版に相当する「リリースプレビュー版」が公開、8月にはRTM(製造工程向けリリース)となり、開発者向けにRTM版の提供が開始された。

 「Windows 8」が正式名称として発表されたのも今年の4月。ロゴマーク、パッケージ構成、価格、発売日といった情報や、搭載ブラウザー「Internet Explorer 10」など機能に関する情報も発売日に向けて次々に公開された。

Windows 8スタイル対応アプリ、セキュリティソフトも対応が進む

 Windows 8は従来のWindowsと互換性を保っており、これまでのWindowsソフトも多くはそのまま動作する。一方で、新しいWindows 8スタイルに対応した多くのアプリが発表され、セキュリティソフトもWindows 8への対応を進めた。

Windows 8向けの「niconico」アプリ
Windows 8に対応した「ノートン360」

Windows 8対応ハードウェア、マウスやキーボードが発売

 Windows 8はタッチ操作を意識したユーザーインターフェイスとなったが、キーボードやマウスによる操作にも対応している。ハードウェア面では、タッチパネルディスプレイを採用した新機種を各社が発売する一方で、既存PCのユーザー向けにはWindows 8の操作に対応するマウスやキーボードが発売された。

マイクロソフトの「Wedge Touch Mouse」。上面が4方向タッチスクロールに対応
エレコムのテンキー兼タッチパッド搭載キーボード「TK-FDP055BK」

編集部