投票日直前！ 公約比較はネットが便利～東京都知事選挙2014

　2月9日の東京都知事選挙投票日まで、残り1週間を切った。今回は直前に細川氏の立候補表明などがあり、告示日前の報道は熱かった。しかし、告示後は報道も慎重になることもあって露出が減り、いざ投票当日になってみると「誰に投票するか決めてなかったがどうしよう!?」「政見放送は録画だけして観てない……」「結局、あの候補者の公約って何だったっけ？」と、途方に暮れることになりがちだ。

　そんな時こそ、ネットの出番だ。ネット選挙運動が2013年に本格解禁されたこともあり、各候補者は選挙運動期間中でも積極的に公式サイトやTwitterの更新を行っている。また、都の選挙管理委員会のホームページでは選挙公報が閲覧できる。投票所に足を運ぶ直前、大いに役立つだろう。

選管＆自治体の公式サイトで概要をチェック！

　今回の都知事選に限らず、選挙で困った場合はまず地元選管（選挙管理委員会）や自治体の公式サイトを覗いてみよう。投票日、立候補者名簿や公報などが用意されているはずだ。投票所の場所を知りたいときは、市区町村の公式サイトが便利なので、いくつか代表例を挙げた。なお、個別の紹介文については、誌面の都合で短く説明すると結果的に恣意的なまとめになってしまうおそれもあり、今回は省略させていただいた。

マスコミによる都知事選特集ページ

　続いては、新聞社やテレビ局などマスコミによる都知事選特集ページを見ていこう。投票の参考になる情報はもちろん、選挙当日には開票速報も掲載されるはずだ。ただ、今回の選挙はあくまでも地方レベルという位置付けからなのか、特集としての掲載をしていない報道機関もある。このあたりを比較してみるのも面白そうだ。

立候補者一覧

　今回の都知事選に立候補したのは16名。ここでは、各立候補者の氏名や関連サイトをご紹介していこう。なお、掲載順、氏名表記、関連サイト有無は、都選管発表の資料に準じている。Twitterアカウントの有無については、筆者側で独自に調べた。

選挙運動もネットで！ ただし注意点も

　今回の選挙運動では、動画が積極的に使われている。立候補者が自ら街頭演説の模様を動画配信サイトにアップロードしたり、ネット系企業が討論会を主催するなどの取り組みも目立っている。ただ、ネット選挙運動が解禁されたとは言え、一部制限はある。たとえば、（おそらくスパムの増加やそれに伴うフィッシング詐欺の防止のためと思われるが）候補者や政党以外は、投票を呼びかける電子メールを送ることは禁止されている。総務省のページなどで一度勉強しておきたい。