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上期のFTTH純増数は58.3万件、前年同期比31%減、解約ユーザーがモバイルへシフトしたか

 株式会社MM総研は7日、2017年度上期(2017年4月~9月)における国内ブロードバンド回線事業者の加入件数調査の結果を発表した。9月末時点のFTTH(光回線サービス)の契約数は2991.4万件。上期における純増数は58.3万件で、前年同期の84.8万件から31%減と大幅に下回った。「FTTHを解約したユーザーの一部がFTTH内に留まらず、モバイルへシフトしたことが影響した」と、MM総研では分析している。

 同調査は、MM総研の取材等による調査結果および推計に基づくもの。さらに12月現在では、FTTH契約数は3000万件を突破したと推計している。

 FTTHのほか、ADSLとCATVを含む固定ブロードバンド市場全体は、ADSLの減少が続くものの、FTTHの増加により今後も緩やかに拡大すると予測しており、2019年3月末に4000万件に達すると見込んでいる。

固定ブロードバンド回線別契約数の推移・予測(出典:MM総研)