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【今日は地図の日】4月19日:伊能忠敬が1回目の測量の旅に出発したと言われている日

 4月19日の「地図の日」にあわせて、地図会社大手の株式会社ゼンリンが「地図利用実態調査2018」の結果を公表している。8割以上の人が、1年以内に何らかの地図を利用しているという。

 調査は今年2月、全国の18~69歳の2万人を対象にインターネット調査を実施した。地図利用実態調査はゼンリンが毎年行っているもので、今回が7回目。その結果、1年以内に何らかの地図を利用したと回答した人は84.1%となり、調査開始以来7年連続で8割以上の人が地図を使っているとの結果が出た。

 商品・サービス別で最も多かったのが「パソコン用インターネット地図」で57.8%。ただし、これは減少傾向にある。一方でスマートフォンでの地図・位置情報サービスの利用が進んでいるとしており、「スマホ用インターネット地図」が48.8%、「スマホ用位置情報関連アプリ」が26.9%で、いずれも年々増加傾向にある。このほか、「カーナビ」が29.0%、「紙地図」が21.4%だった。

 移動するときに利用した地図(1年以内)は、「スマートフォンの地図」が62.0%で最多。「カーナビ」の37.7%、「パソコンの地図を印刷」の34.6%、「冊子・紙の地図」の27.8%を大きく上回っている。年代別でみても、若年層はもとより、50~60代においても「スマートフォンの地図」が「パソコンの地図を印刷」や「冊子・紙の地図」を逆転したという。

 ゼンリンによると、伊能忠敬が1回目の測量の旅となる蝦夷地に向けて江戸を出発したと言われているのが寛政12(1800)年旧暦閏4月19日だという。地図の日はこれにちなんでいる。