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9千円の中古パソコンでも無償でオフィスソフト添付、ソフマップとキングソフトが協力してサービス開始

「子供向けPCにも」

税別9,980円の中古PCの。この価格帯ではCPUがAtom、メモリが1~2GB、HDD250GB程度、OSがWindows 7 Starter搭載といったモデルが多いようだ。

 ソフマップは、販売する中古Windowsパソコンにキングソフトのオフィスソフト「WPS Office」(税込5,880円相当)を無償添付するサービスを2月1日から開始した。

 対象となるPCは、Windows VISTA以前のPCやジャンク品(同店呼称では「Eランク品」)、NECリフレッシュ品など、一部を除く、すべての中古Windowsパソコン。たとえば税別7,000円のような格安PCでも、対象製品であれば対象になるという。個々の製品が対象かどうかは、Webサイトでは個々の製品の付属品欄に表示されている。

 添付されるのはWPS Office Standard Editionのダウンロード版(製品内容は税込5,880円相当)で、文書作成ソフト「Writer」、表計算ソフト「Spreadsheets」、プレゼンテーションソフト「Presentation」がセットになったもの。また、サービス開始を記念して、公式ガイドブックのプレゼントキャンペーンも開始。これは対象製品の購入者先着5,000名を対象で、ネット通販/店頭購入のいずれでも適用される。

「子供向けPCにも」

ソフマップの社長の渡辺 武志氏
キングソフト社長のFeng Da氏

 秋葉原で行われた発表会には、ソフマップ社長の渡辺 武志氏と、キングソフト社長のFeng Da氏が登壇。

 渡辺氏は「Office 365の普及で“中古パソコンにオフィスソフトが入っていない”という問い合わせが増えており、こうしたニーズに対応する施策が求められていた」と説明、また、「子供が使うプログラミング教育向けPCなど、あまりコストをかけられないPCにも向いている」とも指摘している。

 また、Feng Da氏はWPS Officeの特徴として「ユーザーインターフェイスを古いマイクロソフトOfficeに合わせることもできる」「買い切りライセンスである」といったことを解説。中古PCとの相性の良さをアピールした。

 また、WPS Officeのイメージモデルとして、キングソフトがプロモーションするアイドルグループ「LiT」の田中えれなさんを起用することも同時に発表。ソフマップの店内のポスターやPOPなどにも採用されるとのこと。

WPS Officeは旧形式のUIに変更することもできる

(2/4 11:43更新)記事初出時、対象製品の表記に誤表記がありました。お詫びして訂正させていただきます。