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POSレジアプリの操作履歴から監視カメラ映像を検索可能~「ユビレジ」と「Safie」がAPI連携開始

 セーフィー株式会社が提供するネットワークカメラのクラウド録画サービス「Safie」と、株式会社ユビレジが提供するPOSレジアプリ「ユビレジ」のジャーナルデータのAPI連携が、2月19日よりスタートした。店舗のレジ付近をSafieのカメラで撮影・記録しておき、会計時に客とのトラブルが発生した際や従業員のレジ不正が疑われる店舗など、そのときの映像を効率的に確認できるようになる。

 通常会計/売上修正/売上取消など、レジの特定の操作が行われた(特定のジャーナルデータの種別が実行された)タイミングで、その前後30秒間(計1分間)のクリップ動画を自動的に90日間保管する仕組み。Safieの映像ビューアー上にもフラグが付く。

 SafieとジャーナルデータをAPI連携させる仕組みは、すでに昨年夏より提供されており、株式会社ジャストプランニングが提供するPOSレジシステムとの連携が実現していた。

 今回、それがユビレジにも拡大したことで、チェーン店向けに開発される大規模なPOSレジシステムだけでなく、タブレット端末でPOSレジアプリを使用しているような個人経営の店舗でも、ジャーナルデータと連携した監視カメラ映像の保管が行えるようになったかたちだ。POSレジアプリはクラウドベースでサービスが提供されているのが一般的で、同じくクラウドベースのサービスであるSafieとはAPI連携も容易だとして、セーフィーでは今後、POSレジアプリ他社との連携も順次進めていく方針だ。

 Safieの利用者がジャーナルデータとの連携機能を使うには、カメラ1台あたり、初期設定費が2万円、POSジャーナルオプションとして月額2000円がかかる。

 Safieのクラウド録画サービス自体は映像を24時間録画し続ける方式で、料金はその保管期間によって異なり、月額1200円(7日間録画プラン)~月額7000円(360日間録画プラン)がある。また、Safieに対応しているネットワークカメラ本体は1台1万9800円~(価格はいずれも税別)。

 なお、契約しているSafieの録画日数プランに関わらず、POSジャーナルオプションによって保管されるクリップ動画は90日間保管される仕様だ。

Safieに対応したネットワークカメラで最も安価な「QBIC CLOUD CC-2」は1万9800円(税別)。Wi-Fi接続に対応しており、USB給電によりモバイルバッテリーでも駆動するため、配線不要で店内に設置可能だ

 ユビレジとセーフィーでは3月12日、店舗の経営者や管理者を対象とした共同セミナー「ストップ『レジの不正・顧客トラブル』!」を開催する。会場は株式会社ユビレジ東京本社(東京都渋谷区千駄ヶ谷)。参加費は無料。定員は先着30名で、参加申し込みを受け付けている(3月5日締め切り)。