「7pay」ユーザーに不正アクセス被害、クレカからのチャージを停止　再開は未定

　セブン&アイ・ホールディングスのコード決済サービス「7pay(セブンペイ)」で、第三者による不正アクセス被害が一部アカウントで確認されたとして、同社では注意を呼び掛けている。

　7payは、会計時にバーコードを提示することで決済できるサービスで、7月1日に提供が開始されたばかりだ。

　不正アクセスについて同社が把握したのは7月3日朝ごろで、身に覚えのない取引が確認されたというユーザーからの被害報告により発覚した。同日時点で、不正アクセスの被害規模や原因については「調査中」だという。

　現在、クレジットカードおよびデビットカードでのチャージを停止しており、取引の安全が確認されるまで再開は未定だという。セブン銀行ATMでの現金チャージ、nanacoポイントでのチャージ、セブン-イレブン店頭レジでの現金チャージは引き続き利用できるとしている。

　同社では、7payのウェブサイトやセブンイ-レブンアプリ、メールでの注意喚起を行っている。

　不正アクセスされやすいケースとして、「ログインID・パスワードが分かりやすいものになっている」「クレジット／デビットカード登録時に設定する認証パスワードとログインID・パスワードが同一のものになっている」ことを挙げており、ID・パスワード、認証パスワードの管理に注意するよう呼び掛けている。

当初、注意喚起としてウェブサイトで公開されていたページより

　身に覚えのない利用履歴を確認した場合は、サポートセンター緊急ダイヤル「0570-012-113」まで連絡するよう呼び掛けている。なお、7月4日9時以降は「0120-192-044」に問い合わせるよう案内している。