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「人狼」でサイバーセキュリティを学ぶスマホアプリが公開、犯罪者陣営とCSIRT陣営に分かれて対戦

 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会教育部会(JNSA教育部会)は、ゲーム形式でサイバーセキュリティを学べる、Android用無料ゲームアプリ「セキュ狼-『セキュリティ専門家 人狼』モバイル:SECWEREWOLF MOBILE」(セキュ狼モバイル)をリリースした。学校法人岩崎学園情報科学専門学校と共同開発したもの。

 ゲームの参加者は、最初に配られる役職カードによって、サイバーセキュリティ専門家としてCSIRT陣営(ノー ティフィケーション、リサーチャー、フォレンジックエンジニア、コマンダー)か、あるいは内部不正を働く犯罪者陣営(ブラックハットハッカー、汚職者)に所属する。CSIRT陣営は犯罪者と思われる人物を解雇し、犯罪者陣営は罪を転嫁して解雇に追い込む従業員を選びながら勝利を目指す。推奨プレイ人数は5~20人。

 JNSA教育部会では、2017年1月23日にカードゲームを通じてサイバーセキュリティを学ぶアナログゲーム「セキュリティ専門家人狼」をリリースしている。スマートフォンアプリ化に関する提案を情報科学専門学校所属学生から受けたことから、2018年5月に共同開発プロジェクトを発足した。

 セキュ狼モバイルのソースコードは、ApacheLicense体系にてオープンソースプロジェクトとして公開する。また、情報科学専門学校では同アプリに関する元のソースコードの維持・更新を行う。