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件名「お宅の口座情報を早急に更新してください」など、Appleかたるフィッシングメールに注意

 Appleをかたるフィッシングメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会や、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(JC3)が注意を呼び掛けている。

 メールの件名は、「お宅の口座情報を早急に更新してください」「アカウント情報検証を完成してください」。ユーザーのアカウントに異常が発生したとして、リンク先のウェブサイトへアクセスするよう促す内容になっている。フィッシングメール本文は、以下のように不自然な日本語になっており、文中には一部、中国語の簡体字が用いられているのも特徴だ。

 「Apple IDのユーザーを尊敬する、これは非常に重要な手纸です。あなたのアカウントに异常な登录が発生し、一部の情报が失われたため、私たちはアカウント情报の更新が完了するまで、一部のアカウントをロックする権限があり ます。この间、appプログラムを正常に利用することができなくなります。すぐにステップに沿って、口座情报を更新していただき、ご理解いただき、まことに申し訳ありません。」

フィッシングメール本文

 フィッシング対策協議会が公開している情報によると、誘導先のウェブサイトは8月20日16時時点で稼働中だという。同ウェブサイトでは、Apple IDの入力欄が表示されるが、Apple IDやパスワードのほか、姓名、生年月日、住所、電話番号、クレジットカード情報などを絶対に入力しないよう同協議会では注意を呼び掛けている。

誘導先のウェブサイト(フィッシング対策協議会より)