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在宅勤務+出社の「ハイブリッドワーク」をしている社員の7割が「会社に対して愛着・信頼を感じている」との調査結果

 パーソルプロセス&テクノロジー株式会社は「テレワークに関する意識・実態調査」を実施し、その結果を発表した。在宅勤務と出社を組み合わせた「ハイブリッドワーク」は、会社に対する愛着・信頼度を高め、社内での円滑なコミュニケーションを促進することが分かった。また、在宅勤務での生産性について、自身については「生産性が上がった」と感じる人のほうが多かった一方、管理職では「部下の生産性が下がった」と感じる人のほうが多かった。

 調査は9月12日・13日、20~60代の会社員400名(一般社員210名、部下のいる管理職190名)を対象にインターネットで実施した。

 「会社に対して愛着・信頼を感じている」と回答した人は、ハイブリッドワークの社員のうち72.3%(「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計)で、「ほぼ在宅勤務」の社員の51.0%(同)、「ほぼ出社」の社員の60.2%(同)に比べ、最も高い割合だった。

 また、ハイブリッドワークの社員では「会社の同僚や後輩、上司と円滑なコミュニケーションが取れている」と回答した人が69.2%(「とてもあてはまる」「ややあてはまる」の合計)で、「ほぼ在宅勤務」の社員の58.8%(同)、「ほぼ出社」の社員の62.7%(同)を上回った。

 仕事の生産性の変化についての設問では、週に1日以上の在宅勤務を行う社員において、在宅勤務をする前よりも自身の生産性が上がったと回答した人が58.4%(「上がった」「どちらかというと上がった」の合計)に上った。一方で、在宅勤務をしている部下を持つ管理職においては、在宅勤務により部下の生産性が下がったとした人のほうが55.8%(「下がった」「どちらかというと下がった」の合計)と多かった。