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セディナカードをかたるフィッシング、件名「【Cedynaカード】お取引のご確認」などの不審なメールに注意

個人情報やカード情報を詐取

岩本理夢

2021年6月9日 06:10

　セディナカードをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは6月7日13時時点で稼働中のため、引き続き注意が必要だ。

　フィッシングメールの件名は「【Cedynaカード】お取引のご確認」「【セディナカード】から重要なお知らせ」。本文は以下のような文面になっており、本人確認のためとしてリンク先のウェブサイトへのアクセスを促す内容になっている。

Cedynaカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。このたび、お客さまのお取引につきまして、第三者による不正使用の可能性を検知したため、一時的にお取引をお止めしました。
（フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋）

メール文面（フィッシング対策協議会の緊急情報より）

　誘導先はセディナカード会員向けのログインページを装ったウェブサイトで、ID、パスワードと画像認証の画面が表示される。それらを入力すると、クレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコード、口座番号の下4桁、暗証番号、氏名、生年月日、電話番号などの個人情報の入力を要求される。

誘導先のフィッシングサイト（フィッシング対策協議会の緊急情報より）

　誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

　同協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。