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ビックカメラをかたり偽サイトに誘導、件名「ビックカメラ.com:カード情報更新のお知らせ」のフィッシングメールに注意

個人情報やカード情報を詐取

 ビックカメラをかたり、フィッシングサイトへ誘導するメールの報告があったとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。同サイトは6月8日11時時点で稼働中のため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は「ビックカメラ.com:カード情報更新のお知らせ」。本文は以下のような文面になっており、本人確認のためとしてリンク先のウェブサイトへのアクセスを促す内容になっている。

アカウント情報の一部が誤っているため、お客様のアカウントを維持するために、ビックカメラ.comのカード情報を確認する必要があります。今アカウントを確認できます。

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋)

メール文面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はビックカメラ.comの会員向けログインページを装ったウェブサイトで、IDとパスワードの入力画面が表示される。入力後は氏名、性別、生年月日、電話番号、郵便番号、住所の記入が求められ、さらに続けてクレジットカードの番号や有効期限、セキュリティコードなどの入力画面が表示され、最後にクレジットカードのパスワードの入力が求められる。

誘導先のフィッシングサイト(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されているが、このほかにも類似するドメイン名が使われる可能性があるため注意が必要だ。


    https://biccoreder.bic●●●●.com/
    https://orender.bic●●●●.com/

 同協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘。そのうえで、類似のフィッシングサイトが公開される可能性もあることから、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。