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ASUSのWi-Fi 6ルーター3モデルが「v6プラス」に対応

「RT-AX3000」「TUF-AX3000」「RT-AX82U」向けの最新ファームウェアでベータ対応

「RT-AX3000」

 ASUS製ルーターの一部モデルで、「v6プラス」に対応する機能がベータ版として追加されたファームウェアの提供が始まっている。

 v6プラスにベータ版として対応するファームウェアのバージョンは「3.0.0.4.386.43588」で、提供されているのは「RT-AX3000」「TUF-AX3000」「RT-AX82U」の3製品。

 いずれもWi-Fi 6ことIEEE 802.11axと、同社独自のメッシュWi-Fi機能「AiMesh」、最新のセキュリティ機能である「WPA3」に対応する点は共通する。

 なお、5GHz帯の最大通信速度はRT-AX3000とTUF-AX3000が2402Mbps、RT-AX82Uが4804Mbps。2.4GHz帯は574Mbpsで同じ。

「TUF-AX3000」
「RT-AX82U」

 v6プラスは、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するIPv4 over IPv6のインターネット接続サービス。MAP-E方式を採用しており、NTT東西の提供する「フレッツ 光」の回線で利用できる。

 そのメリットを簡単に言えば、従来のPPPoE方式において認証を行う部分などを回避できることが挙げられる。これにより回線のボトルネックを通らずに済むので、通信速度の遅延を解消できることになる。

 なお、インターネットマルチフィード(MFEED)が提供し、DS-Lite方式を採用するIPv4 over IPv6サービス「transix」への対応については触れられていない。

【記事更新 8/10 16:33】
 ファームウェアのv6プラスへの対応機能がベータ版である旨が追記されましたので記事を更新しています。