「Snow Leopard」の出荷数は記録的、米調査会社が報告


「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」のパッケージ(英語版)

 Appleの最新OSとなる「Mac OS X 10.6 Snow Leopard」の出荷売り上げが、過去2回のバージョンのリリースに比べて数倍の規模に上っているとの調査結果を、米大手調査会社のNPDが17日に発表した。

 NPDによると、「Snow Leopard」の売り上げは、前回の「Mac OS X 10.5 Leopard」の初期出荷売り上げの2倍以上、前々回の「Mac OS X 10.4 Tiger」の約4倍の売り上げを記録している。しかも出荷傾向を見ても、発売後第1週から第2週にかけて25%しか減少していない。「Leopard」「Tiger」では、2週目に入ると60%以上売り上げが減少していた。

 成功の理由について、NPD業界分析担当バイスプレジデントのStephen Baker氏は、「Snow Leopardについて、LeopardやTigerと比べて機能が少ないと判断した人々もいる。しかし、Snow Leopardへのアップグレードの容易さと入手しやすい価格は、Apple製コンピュータのオーナーとWin-Winの関係を築きあげ、その結果、売り上げ記録を押し上げた」と分析している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/9/18 14:15