エディオンがWiMAXサービス開始、エディオンカード決済で210円引

　エディオンは22日、モバイルWiMAXサービス「edion KuaLnet（エディオン クオルネット）」の提供を開始。サービス開始の当日には、タレントの安田美沙子をゲストに迎えた記念セレモニーが東京・秋葉原の石丸電気 本店で開催された。

●UQ網を利用したWiMAXサービス。エディオンカード決済で210円引き

記念セレモニーに登場した安田美沙子

　「edion KuaLnet」は、UQコミュニケーションズ（UQ Com）のWiMAXネットワークを利用して、エディオンが提供する下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの通信サービス。サービスエリアはUQ Comに準じ、現時点で首都圏や名古屋、京阪神、広島県、福岡県で利用できる。

　初期費用は2835円。月額料金は4480円で、2009年12月末までは登録月の月額料金が無料になるキャンペーンも実施される。決済方法はクレジットカード。なお、エディオングループのクレジットカード「エディオンカード」または「eeカード」で決済する場合には、月額料金が210円割り引かれる。

　標準サービスとして、メールアドレス1個を付与。メールボックス容量は最大1GBで、メール転送サービスも無料で利用できる。有料オプションでは、1契約で2台の機器を追加登録できる「機器追加オプション」を追加1台ごと月額210円で提供。また、月額315円のメールアドレス追加サービスや月額450円の「ウイルスバスター月額版」なども用意する。

　エディオンでは合わせて、「edion KuaLnet」専用のUSB接続型通信アダプタ「PA-WM3200U（ED）」を販売。価格は1万2800円。NECアクセステクニカ製の通信アダプタで、PCのUSBポートに接続するとドライバインストール作業が開始する「オートインストール」機能も備えた。対応OSはWindows 7/Vista SP1以降/XP SP2以降で、Windows 7は64bit版でも利用できる。本体サイズは約33×110×20mm（幅×奥行×高）で、重量は約37g。

　なお、「edion KuaLnet」のサービス自体は、量販店などで購入した市販のWiMAXアダプタやWiMAXモジュールを内蔵するノートPCでも利用が可能。この場合は、WiMAXネットワーク経由で任意の事業者と契約できる「WiMAX統合ポータル」から、「edion KuaLnet」を選んで契約する形になる。

　エディオンでは当初、東京都/神奈川県/愛知県/京都府/大阪府/兵庫県にある直営店舗に加えて、広島県広島市にある「デオデオ本店」および「デオデオ本店CompMart 広島」で申し込みを受け付ける。以降も、WiMAXのサービスエリア拡大に合わせて、取り扱い店舗を順次増やす予定だ。

石丸電気 本店をはじめ、WiMAXエリア内の店舗で申し込みを受け付ける	店頭では体験スペースも設けられた

PCコーナーでもサービスを紹介	「PA-WM3200U」。「edion KuaLnet」専用アダプタはデザインが若干異なる

●毎月2000契約が目標。記念セレモニーではLANケーブルカットも

エディオンの乗常情報家電商品部長

　エディオンの乗常久志情報家電商品部長は22日に開かれた記念セレモニーの席で、「『edion KuaLnet』では、グループが運営するISP『デオデオエンジョイネット』で培ったノウハウを活かして、メールアドレスを標準付与するなどの特徴を持たせた」とコメント。契約目標に関しては、「当初は毎月2000契約を目指していきたい」と述べた。

　記念セレモニーでは、タレントの安田美沙子をゲストに迎えて、テープの代わりにLANケーブルを使ったケーブルカットが実施された。なお、LANケーブルはハサミで確実にカットさせるため、芯線を取り除いて外皮のみを利用していた。

　「edion KuaLnet」を記念セレモニーの前に体験したという安田は、「速度が速くて、ストレスフリーでインターネットを楽しめる」と感想を述べた。インターネットに関しては「仕事でわからないことを調べたり、食事の場所や趣味のインテリアを調べるときに使っていて、欠かせない存在」と語り、自身が更新するブログについては「皆さんから寄せられるコメントはかかさず読んで、パワーをもらっている」と述べた。

　また、記念セレモニーが開かれた石丸電気 本店のある秋葉原に対しては、「イベントで良く来ていて、なじみのあるホームタウンのような場所」だとした。このほかトークショーでは、趣味のマラソンなどの話題も語られた。

ケーブルカットにのぞむ安田美沙子とエディオン関係者	続いて、特大のWiMAXアダプタをノートPCに接続してサービス開始を宣言した