ニフティ、Twitterコメントを活用した「みんなの花粉症なう!β」


 ニフティは4日、「Twitter」で花粉症の症状を投稿しているコメントを集めて、日本全国の花粉症マップを試作・提供する「みんなの花粉症なう!β」を公開した。

 「みんなの花粉症なう!β」は、ニフティの研究機関「ニフティ研究所」と東京大学の「知の構造化センター」の共同研究によるもの。花粉症の症状を訴えるTwitterユーザーのコメントを、「知の構造化センター」が持つ言語解析術を使って、花粉症で困っている人の発言かどうかを選別して、「みんなの花粉症なう!β」のページ上に表示する。

 さらに、投稿コメントにGPS位置情報が付加されている場合や、Twitterのプロフィールに所在地が公開されている場合には、都道府県別に花粉症の症状が出ているユーザーの投稿コメント量を色分けして表示する。これにより、本サービスを通じて「Twitter」を花粉症のセンサーがわりに利用することが可能になり、どの地域の人が花粉症で困っているかをリアルタイムで確認できるとしている。

 ニフティでは、今後もニフティ研究所を通じて言語解析を中心とした技術の研究を進め、インターネットの最新技術を日々の生活に役立つサービスへと応用したい考えだ。


「みんなの花粉症なう!β」。花粉症の症状が出ているユーザーの投稿コメント量を都道府県別に色分け表示する

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(村松 健至)

2010/3/4 12:02