「DivX Plus」公開、PS3などに動画転送できる「DivX To Go」搭載


DivX Plus Player

 米DivXは16日、複数のDivX関連アプリケーションを同梱したソフトウェアの新バージョン「DivX Plus」を無償公開した。同社Webサイトからダウンロードが可能で、対応OSはWindows 7/Vista SP1/XP SP3。

 「DivX Plus」は、プレーヤーソフト「DivX Plus Player」、Webブラウザー用プラグイン「DivX Plus Web Player」、動画変換ソフト「DivX Plus Converter」、コーデックパック「DivX Plus Codec Pack」の4つのアプリケーションで構成。なお、「DivX」のバージョン表記は、現行は「DivX 7」だったが、今回より「DivX Plus」へと変更している。

 「DivX Plus Player」では、DivX形式(.divx,.avi)やDivX Plus形式(.mkv)、MP4形式、MOV形式などの形式の動画ファイルを再生可能。また、DivX対応のDVDプレーヤーやプレイステーション 3などに動画を転送できる「DivX To Go」も利用できる。加えて、多言語字幕やサラウンド対応の複数音声、チャプターポイントなどのDivX Plus形式が持つ機能も実装した。

 「DivX Plus Web Player」では、DivX形式やDivX Plus形式の動画ファイルをWebブラウザー上で再生可能。また、5.1ch音声の1080pによる動画を、Webページ上で再生できるという。

 「DivX Plus Converter」では、さまざまな形式の動画ファイルをDivX形式やDivX Plus形式へと変換できる。複数動画の結合に加え、音声や字幕トラックなどのカスタマイズにも対応する。

 このほか「DivX Plus Codec Pack」では、DivX形式やDivX Plus形式の動画をWindows Media Playerなどで再生可能になる。Windows 7環境では、MKV形式の動画ファイルをプレイステーション 3やXbox 360へストリーミング配信することも可能だという。

 「DivX Plus Converter」と「DivX Plus Codec Pack」は、一部機能のみ無償で利用が可能。すべての機能を利用するには1980円の有償版「DivX Pro」を購入する必要がある。なお、「DivX Plus」には「DivX Pro」の機能を利用できる、15日間の無料トライアル版も含まれている。

 対応言語は英語や日本語に加え、中国語(簡体字および繁体字)、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語。


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(村松 健至)

2010/3/17 11:36