TBSやテレ朝、電通などもGyaOに出資へ


 テレビ朝日、電通、東京放送ホールディングス、テレビ東京、博報堂DYメディアパートナーズの5社は、映像配信サービスを提供する株式会社GyaOの株式を取得する。GyaOの親会社であるヤフーと5社が25日、合意した。

 今回の出資についてヤフーは、GyaOの重要なパートナーであるテレビ局と広告会社に資本参加を仰いだと説明。また、株主に限らず、広く映像業界関係各社との連携もさらに強化するとしている。

 ヤフーは2009年4月、USENからGyaOの株式の51%を取得して連結子会社化。同年9月、「GyaO」と「Yahoo!動画」を統合し、無料映像配信サイト「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と有料映像販売サイト「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」を開始した。

 ヤフーによれば、これらの映像配信サービスの利用者は月間1000万人以上。広告販売や有料映像販売などで売り上げを伸ばすとともに、コスト削減に務めた結果、2009年12月には単月黒字化を達成したという。

 GyaOの資本金は2億5000万円。5社の株式取得後の出資比率は、ヤフーが51%、テレビ朝日、電通、東京放送ホールディングス、日本テレビ放送網、フジテレビジョン、USENがそれぞれ7%、テレビ東京が4%、博報堂DYメディアパートナーズが3%となる。


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(増田 覚)

2010/3/25 12:45