食事の画像を自動抽出してカレンダー生成、「FoodLog」正式公開


 東京大学大学院情報学環相澤研究室とfoo.log(フードットログ)株式会社は4月30日、食事カレンダーの生成・共有サイト「FoodLog」を正式オープンした。アカウント登録時に発行されるメールアドレスあてに、ユーザーが撮影した日々の写真を携帯メールで送信すると、食に関する写真を抽出して食事カレンダーが更新されていく仕組み。

 抽出された写真は、カレンダーにサムネイル画像を表示。食事画像の個別ページでは、写真に写された特徴から「主食」「副菜」「野菜」「果物」「乳製品」がどれだけ画像内に含まれているかを推定し、食事バランスを提示する。さらに今後は、カロリー計算補助機能なども予定しているという。


「FoodLog」月間表示(画像は開発段階のもの)

食事画像の個別ページ(画像は開発段階のもの)

 公開範囲も設定することが可能で。「みんなの食事」画面では、他ユーザーがアップロードした写真を閲覧可能。同じエリアで行われた食事を参照できる「食事マップ」画面もある。

 「FoodLog」は、科学技術振興機構の戦略的創造研究事業(CREST)の研究領域「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」における研究提案「“食”に関わるライフログ共有技術基盤」の成果によるもの。


「食事マップ」画面(画像は開発段階のもの)

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(永沢 茂)

2010/5/6 18:53