ブラウザー間同期機能「Firefox Sync」がMozilla Labs卒業、正式版に


「Firefox Sync」の設定画面

 米Mozillaは1日、Webブラウザー「Firefox」のブックマークや履歴などを複数端末で同期できる機能「Firefox Sync」がMozilla Labsを卒業し、正式版として公開されたと発表した。バージョン番号は「1.3」となる。これに伴い、これまでの名称「Weave Sync」から正式名称「Firefox Sync」へと名前が改められた。

 「Firefox Sync」は現在、Firefoxのアドオンとして提供されているが、Firefoxの次のメジャーバージョンアップ時には、Firefoxの一機能として統合されることになるとしている。

 正式版となった「Firefox Sync」は、英語以外に、ドイツ語、フランス語、スペイン語、イタリア語、中国語(簡体字、繁体字)など18カ国語に対応しているが、日本語には対応していない。

 また、今回のバージョンから、セットアッププロセスやサインアップの方法がシンプルになるなどの改良も加えられている。

 なお、バージョン1.2以前がインストールされている場合、アップデート後、最初にすべてのデータがWeaveサーバーにアップロードされる。また、マスターパスワードは同期されないため、よく覚えておくか、保存しておく必要があることに注意が必要だ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/2 11:38