GoogleのWindows使用中止報道、Microsoftが公式ブログで反論


 「米Googleがセキュリティ上の理由から、社内でWindowsを使用することを段階的に中止している」としたFinancial Timesの報道を受け、米Microsoftは1日付の公式ブログで反論するコメントを発表するとともに、Microsoftのセキュリティに対する取り組みをアピールした。

 公式ブログではまず、米Yale大学がセキュリティとプライバシーの問題から、Gmailへの移行を中止したことを紹介。さらに、Financial Timesが「Windowsは他のOSと比べ、ハッカーの攻撃に対して脆弱で、ウイルスにも感染しやすい」と報じたことについて、「事実と異なる」と反論した。

 「製品を安全にするための我々の取り組みが、他社を上回っているということは、ハッカーも認めるところだ。それだけでなく、影響力の大きいサードーパーティや、Ciscoのような産業界のリーダーたちも、我々が他社と比べて、セキュリティに焦点を当てて投資していることを評価してくれている。」(Microsoft)

 MicrosoftはWindowsをより安全に使ってもらう方策として、Windows UpdateやMicrosoft Updateを通じて、可能な限り早期にソフトウェアやセキュリティのアップデートを実施しているほか、Windows 7ではドライブを暗号化する「BitLocker」やファイアウォールを改善したことなどを挙げ、セキュリティに注力していることをアピールした。


関連情報

(増田 覚)

2010/6/2 16:18