バッファロー「AirStation」が10周年、フラッグシップ親機を近日発売


2.4GHz/5GHz両用ハイパワー親機の詳細は近日発表

 株式会社バッファローは9日、同社の無線LAN製品「AirStation」シリーズのフラッグシップモデルとして、2.4GHz/5GHz両用のハイパワー親機を近日発売すると発表した。

 詳細は近く発表するとしているが、電波出力の強化や可変アンテナの採用により、既存のIEEE 802.11n製品を超える強力な電波出力を実現したという。最大300MbpsのIEEE 802.11n(2.4GHz/5GHz)のほか、最大54MbpsのIEEE 802.11g(2.4GHz)およびIEEE 802.11a(5GHz)、最大11MbpsのIEEE 802.11b製品を混在して接続可能。デジタルテレビのワイヤレス化のニーズが高まっていることから、5GHz帯にも対応したハイパワーモデルを投入することにした。親機単体のほか、USB 2.0用の無線LAN子機およびLAN端子用無線LAN子機とのセットも予定している。

 バッファローでは同日、「AirStation」シリーズが2000年4月の発売以来、10周年を迎え、総出荷台数が2000万台を突破したことも発表。これを記念したキャンペーンを6月中旬より実施する。詳細は追って発表する。

 バッファロー(当時の社名は株式会社メルコ)の11Mbps対応無線LANアクセスポイント製品はそれまで「AIRCONNECT」というシリーズ名称だったが、2000年4月のモデルチェンジを機に「AirStation」に改められた。「PC Watch」の当時の記事によると、標準モデルの価格は3万3000円。V.90モデム(56kbps)内蔵モデルなどもラインナップされていた。

【追記 2010/6/10 1:40】

WZR-HP-AG300H

 バッファローが9日に開催した製品発表会では、このフラッグシップモデルについても紹介があり、WAN側・LAN側ともにGigaポートであること、接続したハードディスクをネットワークから共有できるUSBハードディスクポートを搭載すること、VPNリモートアクセスやBitTorrentに対応することなどが明らかにされた。

 親機単体の型番は「WZR-HP-AG300H」で、6月発売予定。このほか、USB子機とのセット「WZR-HP-AG300H/U」、LAN端子用無線LAN子機とのセット「WZR-HP-AG300H/EV」もラインナップする。


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(永沢 茂)

2010/6/9 19:56