新「Windows Live Messenger」、SNSと連携の“ソーシャルダッシュボード”に


Windows Live Messengerの「フルビュー」モード

 米Microsoftは22日、まもなくリリースされる次期「Windows Live Messenger」の新機能の一部を明らかにした。新バージョンは、数週間以内に公開される予定だ。

 新バージョンのWindows Live Messengerでは、インスタントメッセージを表示する従来型の「コンパクトビュー」に加えて、SNSなどとの連携を盛り込んだ「フルビュー」の2種類の表示モードが用意される。この2つの表示モードは、ウィンドウ右上のアイコンによっていつでも切り換えることができる。

 新しい表示モードの「フルビュー」では、SNSやニュース、インスタントメッセージのコンタクトリストを統合。SNSの友人たちの近況アップデートやメッセージ、MSNによる最新ヘッドラインニュース、Xbox LIVEのソーシャルゲーム最新情報も表示できるようになる予定だ。また、画面右側には、自分の友人や同僚のコンタクトリストがオンラインステータスとともに表示される。Microsoftではこの表示モードを「ソーシャルダッシュボード」と表現しており、朝一番にこの画面を立ち上げれば、自分の必要とする情報が一覧できる。

 一方、「コンパクトビュー」は従来と同様の使い方を望んでいるユーザーのために用意されており、これまでと同じく細長く小さな画面が表示できる。しかし、ユーザーインターフェイスを改良したため、これまでよりも友人の数を多く表示できる。

 また、コンパクトビューの状態でウィンドウを左右端にドラッグすると、コンタクトリストが複数列で表示されるモードに切り替わる。これは、大画面ディスプレイを利用していて、たくさんのコンタクトリストが登録してある場合に便利な機能といえるだろう。

 Microsoftの調査によれば、既に30%のユーザーがWindows Live Messengerを最大サイズのウィンドウで表示させているが、従来のユーザーインターフェイスではこの利用方法ではデザインが悪かったため、今回のデザイン変更につながったとしている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/23 12:09