Twitterウェブクライアント「HootSuite」が日本語化、HTML5対応の新機能も


HootSuite

 カナダのHootSuite Media社が開発・運用する、ウェブブラウザーで動作するTwitterクライアント「HootSuite」は24日、HTML5技術を使用した新バージョンを公開した。

 なお、このバージョンではユーザーインターフェイスなどが日本語に対応した。英語以外で対応する言語としては初めてとなる。

 HootSuiteは、ブラウザーを使用するため使用環境をあまり選ばず、非常に高機能なことから、多くのユーザーに使用されている。日本でも英語のユーザーインターフェイスのままで使用しているユーザーも多かった。

 HootSuiteが対応しているブラウザーは、現時点ではInternet Explorer 8/7、Firefox 3.6/3.5/3.0/2.0、Safari 5/4、Google Chrome 5/4としている。ただしHTML5バージョンを使用するには、ブラウザーがHTML5の各種機能に対応している必要がある。また、Operaには正式対応していない。

 HTML5に対応したことにより、位置情報に基づく検索が可能になった。これにより、地元情報の検索が優先的に行える。また、画像などのファイルをデスクトップからドラッグ&ドロップでアップロードできるようになった。この機能はGoogle Chrome 5、Firefox 3.6、Safari 5でのみ対応する。さらに、タブ切り替え時などにHTML5の機能を使用することで、反応を高速化するなどパフォーマンスも向上している。


初期設定画面テーマ選択画面

 また、ダッシュボードのデザインにテーマが採用され、「クラシック」「ブルースチール」「マグナム」の3種類のデザインを選択できるようになった。

 Twitter関連機能として、RT(リツイート)方法を手動RT形式か、Twitterネイティブ形式の双方から選択できるようになった。

 また、Facebook機能としては、Facebookにリンクを投稿する際、写真のサムネイル、タイトル、説明文を追加できるようになった。これはユーザーから要望の多かった機能だという。

 さらに、キーボードショートカットも用意された。ツイートなどアップデートを送信する際、Shift+Enterで可能になった。この場合マウス操作が必要なく、時間を節約できるとしている。今後、キーボードショートカットの数も増やす予定だとしている。

 このほかソーシャルダッシュボード機能の1つとして、Google Analyticsが組み込まれ、HootSuite画面のソーシャルダッシュボードの中から直接データを閲覧できるようになっている。


関連情報

(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/6/25 11:42