ヤフー第2四半期決算は増収増益、広告とショッピングが好調


 ヤフー株式会社は22日、2010年度第2四半期(7月~9月)の連結決算を発表した。売上高は711億円(前年同期比4.5%増)、営業利益は384億円(同11.7%増)、経常利益は385億円(同12.8%増)、純利益は214億円(同6.8%増)で、増収増益となった。

 売上高の内訳は、主に広告を含む「メディア事業」が264億円(前年同期比7.5%増)、広告や法人向けサービスを含む「BS事業」が190億円(同8.6%増)、コマース関連や会員サービスを含む「コンシューマ事業」が254億円(同1.1%減)だった。

 コンシューマ事業は、「Yahoo!オークション」の取扱高が前年同期比で減少したが、「Yahoo!ショッピング」はサービス開始11周年やソフトバンクホークスのリーグ優勝記念などのイベントとの連動企画を実施し、取扱高が前年同期比で2割以上増えた。

 第2四半期の総括として井上雅博代表取締役社長は、「リサーチ事業をマクロミルに移管したことによる減収があったが、広告とショッピング関連の売り上げを中心に四半期売上高は増加した。過去1年間のコストダウンの成果が継続している」と評価した。


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(増田 覚)

2010/10/22 18:13