NTTドコモ、無料ISP「moperaネットサーフィン」を2012年3月31日で終了


 NTTドコモは、インターネット接続サービス「moperaネットサーフィン」を2012年3月31日で終了すると発表した。

 「moperaネットサーフィン」は、1998年に登場した月額無料のインターネット接続サービス。同等の機能は有料サービス「mopera U」で提供されており、無料サービスはモバイルデータ通信市場の事業環境の変化により終了することが決まった。なお、ユーザーに対しては「mopera U」への変更が案内される。

 「moperaネットサーフィン」は、通信速度が下り最大384kbps、定額パケット料金サービスの対象外だった。一方のmopera Uは、高速データ通信に対応し、定額パケット料金サービスや国際ローミングサービスもサポート。iモードとmopera Uをセット契約した場合、毎月315円が割引されるISPセット割なども提供されている、ドコモでは代替サービスが有料となるが、より拡充されたサービスを提供することでユーザーの理解を得たい考えだ。

 また、moperaネットサーフィンをテレメトリング機器でデータを収集するために利用している場合、2011年1月下旬より提供予定の有料サービス「ビジネスmoperaテレメトリ」が代替サービスとなる。テレメトリング機器の接続先設定は従来のまま利用できる。

 月額105円の有料サービスとなるビジネスmoperaテレメトリの提供に合わせ、moperaネットサーフィンのサービス終了日まで利用料無料で提供されるキャンペーンが実施される予定。


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(津田 啓夢)

2010/11/30 19:53