低品質サイトをブロックするGoogle Chrome用機能拡張、Googleが試験公開


 米Googleは14日、“コンテンツファーム”と呼ばれるサイトをブロックするためのGoogle Chrome用機能拡張「Personal Blocklist」を実験的に公開した。Chrome Web Storeより無料でインストールできる。

 コンテンツファームとは、低品質サイトを大量に用意するスパムサイトの手法の一種。Googleでは、こうしたサイトを判別し、ページランキングに影響を与えないようにするアルゴリズムの研究を行っている。

 今回公開されたPersonal BlocklistをGoogle Chromeにインストールすると、Googleの検索結果ページにリストアップされた各サイトに、そのドメインをブロックするためのリンクが表示されるようになる。ユーザーがコンテンツファームと判断したサイトは、このリンクをクリックすればブロックできる仕組みだ。以後、そのドメインのサイトはGoogleの検索結果に表示されなくなる。ブロックを取り消したり、ブロックするサイトを一覧表示して管理することも可能だ。

Personal Blocklistでブロックするためのリンクが表示される(Google公式ブログより画像転載)

 Personal Blocklistでブロックしたサイトの情報はGoogleに送信され、ユーザーからのフィードバックとしてアルゴリズムの研究に役立てられるという。


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(永沢 茂)

2011/2/15 14:26