Firefox 4のキャンペーンサイト「バーチャルパーク トゥムクマケ」公開


バーチャルパーク トゥムクマケ

 Mozillaは1日、次期ウェブブラウザー「Firefox 4」のキャンペーンサイト「バーチャルパーク トゥムクマケ」を開設した。

 Firefox 4の開発コード名である南米の国立公園「Tumucumaque(トゥムクマケ)」にちなみ、アマゾンの森をイメージしたサイトとなっており、ユーザーがTwitterでハッシュタグ「#mozpark」を付けたツイートをすると、森が成長する仕組みになっている。

 Mozillaでは、Firefoxの開発コード名に世界各地の国立公園の名前を使用しており、Firefox 3.5の公開時には開発コード名「Shiretoko(知床)」にちなんだサイト「Discover Shiretoko」を公開している。今回の「バーチャルパーク トゥムクマケ」では、自然界の豊かな多様性が特徴とされるトゥムクマケ国立公園と、ウェブの多様性を重んじるMozillaの活動の、双方の「多様性」を感じてもらうことをテーマとしている。

 サイト内で利用しているアニメーションや音声などの仕組みは、Firefox 4で対応しているHTML5やCSS3、SVGなどの標準技術を用いて構築されている。

 キャンペーンサイトには、Twitterでハッシュタグ「#mozpark」が付けられたツイートが広大な地図に並べられており、画面左側のバーで地図サービスのように拡大・縮小表示が可能。各ツイートのタイルは画面上でクリックされた回数に応じて高さが変化し、投稿された時間(投稿者の現地時間)によって色が変化する。これにより、全体として地形のようになっていく。各ツイートは話題が似ているものが近くに配置される傾向にあるため、場所によって違う話題の広がりを見ることができる。

 また、ツイート中に「Tree(木)」が含まれていれば画面上でも木が表示されるなど、ツイートの内容によって木や水、動物などが画面上に登場する。単語は英語と日本語に対応する。動物をクリックすると写真や詳しい説明を読むことができ、鳴き声を音声として聞くことなどができる。

 Firefox 4は、2月25日には最新のベータ版(Beta 12)が公開されており、一般向けのリリース候補版(RC版)もまもなく公開される見通しとなっている。

ツイートによって「森」が広がっていくツイート中の単語に応じて動植物が出現する


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(三柳 英樹)

2011/3/1 15:51