ベリサイン、被災情報WebサイトにSSL証明書など無償提供

　日本ベリサイン株式会社（ベリサイン）と株式会社シーディーネットワークス・ジャパンは28日、東日本大地震の被災者向けWebサイトにSSLサーバー証明書などを無償提供すると発表した。

　提供するのは「SSLサーバー証明書（1年分）」「VeriSign Trust Seal（1年分）」「エクスプレスサービス（1申請分）」「ドメインネーム取得サービス（1年分）」「コンテンツアクセラレーションサービス（4月30日まで）」。

　被災地支援の義援金を受け付けたり、震災・被災情報を提供したりする、さまざまなWebサイトが立ち上げられている。一方で個人情報の流出防止やなりすまし防止などのセキュリティ対策が施されていないWebサイトも見受けられ、Webサイトへの信頼性が損なわれる事態が起こっているという。

　ベリサインは災害支援活動を行う各種団体に向け、サイト運営者の実在性認証と通信を暗号化する「SSLサーバー証明書」や、実在性認証に役立つ「VeriSign Trust Seal」を無償提供。SSLサーバー証明書を最短で即日発行する「エクスプレスサービス」や新規Webサイトの立ち上げに必要な「ドメインネーム取得」も無償で提供することで、支援活動をサポートする。

　また、Webサイトにアクセスが集中し閲覧しにくい事態も起きているため、CDNJが提供する「コンテンツアクセラレーションサービス」も無償提供する。同サービスは、Webサイトのパフォーマンスを向上するクラウド型サービスで、オリジンサーバーの負荷を軽減し、Web表示の遅延やサーバーダウンを避けられるという。

　申込期限は4月28日。専用の申し込みサイトから申し込める。