国税庁の「インターネット公売」、2011年度は「楽天オークション」で実施


 楽天オークション株式会社は4日、国税庁が2011年度に実施する「インターネット公売」を同社が受注したと発表した。

 インターネット公売とは、国税局や税務署が差し押さえている不動産や自動車などの財産を、インターネットオークションで公売にかけて売却するもの。国税庁のインターネット公売は2011年度に3回実施する予定で、第1回は9月ごろに開催予定。

 楽天オークションは、匿名エスクローに対応したインターネットオークションサービスとして2006年11月にスタート。今回、官公庁向けオークションシステムを新たに開発したという。今後は、行政機関が保有する財産を扱う「インターネット公有財産売却」分野へもサービスを拡大する予定だ。

 自治体や国の行政機関が民間のインターネットオークションを活用して公売や公有財産の売却を行う「官公庁オークション」分野はこれまで、ほぼ「Yahoo!オークション」の独壇場で、国税庁のインターネット公売も2007年度からYahoo!オークションで実施していた。


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(永沢 茂)

2011/4/5 06:00