Googleスプレッドシートにピボットテーブル機能、大規模データを簡単に分析


 米Googleは17日、Google Docsの表計算アプリケーション「Googleスプレッドシート」に、ピボットテーブル機能を追加したことを発表した。

 ピボットテーブルは、Microsoft Excelなどで知られるデータ分析機能だ。大規模な表形式データを、関数などを使わずにさまざまな角度から分析を繰り返すために便利な機能だ。

 基本的な利用方法としては、対象となるスプレッドシート範囲を選択し、ピボットテーブルレポートを作成する。ここでピボットテーブルの範囲となるセルは自動的に識別される。フィールドを選択したり、ドラッグすることによってデータの分析方法を設定し、データをアップデートすることで何度も分析を繰り返すことができる。また、同じデータから、複数のピボットテーブルレポートを作成できる。分析結果のレポートは、そのままグラフにすることも可能だ。

 ピボットテーブル機能追加の発表に伴って公開された動画では、10万行のスプレッドシートを対象にピボットテーブルレポートを作成するデモが行われた。

 なお、Googleスプレッドシートの最大サイズは別途制限事項はあるが、原則40万セル、1シートあたり最大256列となっている。

 また、現時点では、Microsoft Excelで作成されたピボットテーブルをGoogleスプレッドシートに読み込むことはできない。ピボットテーブル機能の利用方法については、日本語のヘルプページが用意されている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/5/18 11:25