面識ある友人からSNSで受け取るURL、2人に1人が特に気にせずクリック


 トレンドマイクロ株式会社は22日、ソーシャルネットワークサービス(SNS)の利用に関するセキュリティ意識調査の結果を発表した。国内の12歳以上のインターネットユーザーを対象に、6月28日から6月30日までウェブアンケートで実施したもの。有効回答数は618人。

 Twitterやmixi、FacebookなどのSNSで受け取るメッセージに含まれるURLを「特に気にせずクリックする」ことについて、「同意する」と回答した人は4.7%にとどまり、「やや同意する」も12.0%だった。

 一方、「直接会ったりする友人・知人のメッセージであれば、特に気にせずクリックする」については、「同意する」が46.7%に上った。実際に面識のある人物からのメッセージにおいては、約2人に1人は特に気にせずURLをクリックしていることになる。このほか、「やや同意する」も31.7%あった。

SNS利用中のメッセージ内のリンクに対する意識

 トレンドマイクロでは、フィッシング詐欺などのメールに対しては多くのユーザーが警戒する一方で、関係性の深い人物からのメッセージには警戒心が大きく低下し、安心感が強まるのは自然な感情だとしながらも、「ネット上の攻撃者はそのようなユーザーの心理的な隙を狙ってくる」と注意を呼び掛けている。

 なお、「誰からのメッセージであっても警戒してクリックしない」に「同意する」とした人は10.5%、「やや同意する」は31.1%だった。


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(永沢 茂)

2011/8/23 06:00