三菱重工がウイルス感染被害、「製品や技術情報の流出は確認されていない」


 三菱重工業株式会社は19日、同社のコンピューターがウイルスに感染し、情報漏えいの危険性も判明したため、警察当局に報告したことを明らかにした。

 三菱重工業によると、8月中旬にウイルス感染の可能性が判明し、その後ウイルスの特性により情報漏えいの危険性も判明。これを受けて警察当局に報告、相談するとともに、以後、外部の専門家と共同で調査、対応を進めているという。

 ウイルスの感染状況については、「現時点ではウイルス感染による被害拡大は止まったと考えている」としており、過去に社内一部のコンピューターのシステム情報(ネットワークアドレスなど)が流出した可能性があることは判明しているものの、製品や技術に関する情報の流出は確認されていないとしている。


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(三柳 英樹)

2011/9/20 11:59