Google、ヨーロッパの著作権組織との契約により550万曲以上を配信


 ヨーロッパの著作権管理組織Armoniaは19日、Googleと管理楽曲の利用に関する契約を、11月1日に締結したと発表した。これにより、Googleがヨーロッパで開始した「Google Play」の音楽サービスで、550万曲以上の楽曲の提供が可能となった。

 Armoniaは、フランス、スペイン、イタリアの著作権管理団体により設立された、ヨーロッパ各国の著作権集中管理を目的とした組織。今回のArmoniaとGoogleの契約により、Googleは35カ国で550万曲の楽曲をサービスに利用することが可能となった。

 Googleの音楽ライセンス部門責任者であるSami Valkonen氏は、「今回のような契約は、アーティストや権利者が正当な報酬を得るために、また、革新的なサービスをヨーロッパの消費者に提供するためにも重要なものだ」とコメントしている。

 Googleでは、11月13日にヨーロッパでGoogle Playの音楽サービスを開始。Google Playからの楽曲購入に加えて、ユーザーが保有している楽曲ファイルのクラウドストレージへのアップロードが可能で、ユーザー所有の音楽ファイルと販売楽曲がマッチした場合には販売楽曲が自動的にクラウドストレージに追加される機能も提供している。


関連情報


(三柳 英樹)

2012/11/20 19:18