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東京都、「東京都帰宅困難者対策ハンドブック」PDFを公開

 東京都は、「帰宅困難者対策ポータルサイト」で、「東京都帰宅困難者対策ハンドブック」をPDF公開した。

帰宅困難者ポータルサイト

 「東京都帰宅困難者対策ハンドブック」の内容は、都内に事業所を持つ事業者向けとなっており、発災後3日間は救急対応を優先するために基本的に施設内に従業員を待機させる必要があることや、そのための備蓄品のリスト、従業員の安否確認方法についてなどが解説されている。

 東京都は東日本大震災で多くの帰宅困難者が発生し、駅周辺が混雑したり道路が大渋滞するなど交通に支障をきたしたことを受け、「自助」「共助」「公助」の考え方に基づいて、帰宅困難者対策を総合的に推進する条例を2012年3月に制定。2013年4月から同条例が施行されるのに先立ち、東京都では「帰宅困難者対策ポータルサイト」を開設して帰宅困難者対策に関する情報を公開している。

(工藤 ひろえ)