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マイクロソフト、「TechNetサブスクリプションサービス」を終了へ

 マイクロソフトは2日、TechNetサブスクリプションサービスの提供を終了すると発表した。

 TechNetサブスクリプションは、WindowsやOfficeなどの各種マイクロソフト製品をダウンロードして評価目的で使用できる年間購読型のサービス。価格は「TechNet Standard」の場合で2万3000円。

TechNetサブスクリプションサービスの提供終了を伝えるページ

 マイクロソフトでは、TechNetサブスクリプションの申し込みを8月31日に終了。現在有効なアカウントを持つサブスクリプション会員は、契約期間が切れるまでプログラムの特典が継続されるが、8月31日以降に有効期限が切れるサブスクリプションは自動更新されない。購入したサブスクリプションのアクティブ化は9月30日までに済ませる必要がある。

 マイクロソフトでは、無償のサービスを重点的に強化するため、TechNetサブスクリプションサービスの提供を終了すると説明。今後は、機能制限のない評価版を無償で30~180日間利用できる「TechNet Evaluation Center」や、エキスパートによる無償のテクニカルトレーニングコースが200種類以上用意される「Microsoft Virtual Academy」、技術的な質問に関する回答をコミュニティのメンバーから得られる「TechNetフォーラム」で、有償のTechNetサブスクリプションと同等のサービスを無償で利用できるとしている。

 また、開発者向けの「MSDNサブスクリプション」については、継続して提供される。

(三柳 英樹)