東京メトロ表参道駅の構内で、11acによる高速公衆無線LAN実験

　株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ（NTTドコモ）、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社（NTTBP）、東京地下鉄株式会社（東京メトロ）の3社は25日、IEEE 802.11ac規格による公衆無線LANのトライアルを実施すると発表した。

　東京メトロ表参道駅の構内にある商業施設「Echika表参道」において、IEEE 802.11ac対応のアクセスポイントを3カ所に設置。同規格対応のスマートフォン／タブレットからであれば最大433Mbps、PCなどであれば最大1.3Gbpsの高速データ通信を行えるようにする（いずれもベストエフォート）。期間は8月下旬から2014年3月末まで。

　すでにNTTドコモのスマートフォンでも、「GALAXY S4 SC-04E」「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」「ARROWS NX F-06E」「AQUOS PHONE si SH-07E」「MEDIAS X N-06E」といったIEEE 802.11ac対応の機種が発売されているほか、「Disney Mobile on docomo F-07E」「AQUOS PAD SH-08」なども順次発売予定。「docomo Wi-Fi」の契約者であれば、これらのスマートフォン／タブレットや、IEEE 802.11ac対応のノートPCからこの公衆無線LANトライアルを体験できる。

　あるいは、NTTBPと東京メトロが駅構内で実証実験を行っている情報配信サービス「MANTA」の専用アプリをIEEE 802.11ac対応スマートフォンにインストールすることでも、トライアルを体験できる。同アプリはキャリアを問わず利用可能。