ニュース

毎日新聞、紙の定期購読者に紙面を配信、PC/スマホ/タブレット5端末まで

 株式会社毎日新聞社は2日、「毎日新聞」の紙面をPC/スマートフォン/タブレット端末で読むことができるサービス「愛読者セット」を提供開始したと発表した。紙の毎日新聞の宅配定期購読者(個人に限る)であれば、購読料はそのままで、同居家族で最大5端末で利用可能。

「紙面ビューアー」のイメージ。記事をダブルタップすることでハイライト表示になり、拡大する

 愛読者セット向けに「紙面ビューアー」を提供。PCではブラウザーから、スマートフォン/タブレットではiOS/Android対応の「毎日新聞ビューアー」アプリから利用でき、全国の朝刊・夕刊、号外、日曜版などが閲覧可能。記事のキーワード検索が行えるほか、過去1年分の掲載記事を検索・閲覧できる「記事データベース」も利用できる。アプリでは、気になる記事を紙面イメージのまま保存できる「スクラップ機能」、単語を登録しておくことでニュースを収集する「マイニュース機能」も搭載。このほか、速報記事などを配信するメールサービスも12月中に開始する予定だ。

 愛読者セットは、毎日新聞のウェブサイトから「毎日ID」を取得した上で「愛読者会員」に登録することで利用できる。また、宅配定期購読者以外でも「ウェブ会員」(無料)に登録することで、7日間の試用と、その後も一部紙面の閲覧が可能だ。

 毎日新聞社は2日、ニュースサイト「毎日jp」のリニューアルも行った。名称を「毎日新聞」に変更するとともにデザインを一新し、注目のニュースをまとめた「トピックスページ」なども新設した。iOS/Android対応の「毎日新聞ニュース」アプリも用意している。

「毎日新聞ビューアー」アプリのアイコン
「毎日新聞ニュース」アプリのアイコン

(永沢 茂)