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「Google 翻訳」の改善に協力できる新サイト「Translate Community」公開

 米Googleは25日、「Google Translate(Google 翻訳)」の品質を改善するため、ボランティアが協力できる新サイト「Translate Community」を公開した。

 このサイトでは、ボランティアがGoogle 翻訳の翻訳品質の改善やGoogle 翻訳の新言語への対応を助けることができる。現在、Google 翻訳は80言語に対応している。

 このサイトを訪れると、ボランティアはまず貢献したい言語をリストの中から選ぶ。流暢に話せる言語を最低2つ、最多で5つまで選択可能。ただし、英語は必ず含まなければならない。リストにはGoogle 翻訳が対応していない言語も含まれている。

 この作業が終わると、新しい文章の翻訳、すでに翻訳された文章の翻訳品質のレーティング、翻訳文章のマッチング、文章比較という4種類の作業に参加できる。

 現時点では自分の労力が翻訳に反映されたかどうかを見ることはできないが、将来的には自分の貢献の影響を分かるようにし、サイト上での活動度合いを把握できるようにしたい考えだ。Translate Communityページを好みの言語設定にローカライズすることも予定されている。

 Googleでは、利用者のアイデアや改善のフィードバックをサイトページ下にあるフィードバックボタンから募集している。

(青木 大我 taiga@scientist.com)