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Skype、IM着信通知は使用中端末のみに、複数端末への同時通知の“騒音”低減

 米Microsoftの一部門でルクセンブルグのSkype Communications SARLは20日、Skypeのインスタントメッセージ(IM)通知による“騒音”を改善すると発表した。

 複数端末でSkypeを同時起動している場合でも、IM通知は現在使用中の端末でのみ通知音を鳴らすようにする。なお、通話着信通知については、これまで通りすべての端末に通知を行うとしている。

 この改善の理由は、着信音がわずらわしい場合が多いからだ。例えば、ノートPC、タブレット端末、スマートフォンが手元に置いている場合、IMの着信通知が同時に3つの端末で鳴る。これはかなりわずらわしい。

 これに対して改善後は、使用中端末のみで音が鳴る。なお、通話着信音については、どの端末で通話するか利用者が選べるようにするために、これまで通りすべての端末で着信音が鳴る。

 Skypeは、ユーザーがアクティブにIMを行っている端末を“使用中”だと判断するという。ただし、他の端末には着信音が鳴らないとはいえ、すべての端末にIM履歴は残るため、別の端末を手にとってすぐにIMを利用し続けることが可能だ。

 この改善は数週間かけて利用できるようにしていく方針だ。なお、新機能を利用するには、Skypeの最新バージョンにアップデートしている必要がある。

(青木 大我 taiga@scientist.com)