ニュース

NTT西日本、家電を外出先から制御できるサービスを月額300円で提供開始

 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は27日、スマートフォンで家電を制御できる「iRemocon Wi-Fi」を初期費用0円、月額300円(税別)で利用できる、フレッツ加入者向けサービス「iRemocon for フレッツ」を提供開始した。

リモートで家電を制御できる「iRemocon Wi-Fi」

 iRemocon Wi-Fiは、株式会社グラモが開発・販売する学習リモコン機器。スマートフォンアプリ「iRemocon Wi-Fi」を利用することで、赤外線リモコン対応の家電製品をスマートフォンから遠隔操作できるほか、Wi-Fi非対応機器をワイヤレス化するWi-Fiコンバーター機能、Wi-Fiの電波が行き届きにくい場所で中継器として利用できるWi-Fiリピーター機能、温度・湿度・照度センサーを搭載する。

 スマートフォンで外出先から照明やエアコンの制御ができるほか、センサー機能で室内の温度や湿度が確認できるため、赤ちゃんのいる部屋のモニタリング用途としても利用できる。GPSとの連動も可能で、家から一定距離離れるとエアコンの電源をオフにすることや、近づくと照明をオンにすることもできる。また、音声操作にも対応しており、「リビング、エアコン27度」など声だけで家電を制御できる。

スマートフォンアプリ「iRemocon Wi-Fi」
温度・湿度・照度センサーを搭載し、iRemoconが設置されている部屋が快適かモニタリングできる

 本体には、800件のリモコンコードと100件のタイマーを記録できるメモリを搭載。赤外線部は、部屋の隅にある機器も制御できる360度照射の広角高出力赤外線LEDや学習用の赤外線センサーを搭載する。また、外部赤外線LED接続端子用の3.5mmミニピンジャック端子も備える。

 無線LANはIEEE 802.11n/b/gに対応しており、WPSボタンを搭載する。有線LANは100BASE-TX/10BASE-Tに対応。サイズは、円形タイプで105mm×37mm(直径×厚さ)、重さは130gとなる。スマートフォンアプリ「iRemocon Wi-Fi」は、iOS 5以降、Android 4以降で利用できる。また、iRemocon Wi-FiのAPIを公開しており、ほかのアプリやシステムとの連携も可能。

 提供エリアは、NTT西日本がフレッツサービスを提供している富山県、岐阜県、静岡県より西の30府県で、「フレッツ 光ネクスト」「フレッツ 光ライト」「フレッツ・光プレミアム」「フレッツ・光マイタウン(ファミリータイプ)」「フレッツ・光マイタウンネクスト(ファミリータイプ)」および、フレッツ光に対応したプロバイダーのユーザーが対象となる。

(山川 晶之)