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Windows PCと「iCloud Drive」シームレスに、「iCloud for Windows 4.0」公開

 Appleは18日、「iCloud for Windows 4.0」をリリースした。Windows 7以降に対応しており、同社サイトよりダウンロードできる。

 iCloud for Windowsは、iCloudの写真やブックマークなどのデータをWindows PCと同期させるコントロールパネル。今回のバージョンで「iCloud Drive」に対応している。

iCloud for Windows 4.0

 iCloud Driveは、Appleが提供を開始したオンラインストレージサービスだ。iCloudに使用しているアカウント(Apple ID)をiCloud Driveにアップグレードすることで、iOS 8デバイスや今秋リリース予定のOS X Yosemite搭載のMac、Windows PCなどから、あらゆるファイルをiCloudに保存し、共有できるようになる。

 iCloud for Windows 4.0をインストールし、iCloudアカウントでログインしたPCでは、iCloud Driveに対してエクスプローラー上からドラッグ&ドロップなどによるシームレスなファイル操作が可能になる。

 iCloud Driveはこのほか、ウェブブラウザーからログインして利用する「iCloud.com」でもアクセス可能だ。さらに、iCloud Driveにアップグレードしたアカウントでは、iCloud.com上で提供されるワープロソフト「Pages」、表計算ソフト「Numbers」、プレゼンテーションソフト「Keynote」のウェブアプリ版(現在はベータ版で、英語UI)が利用でき、作成したドキュメントがiCloud Driveに保存される。

iCloud.com
iCloud.comでウェブブラウザーからiCloud Driveにアクセス可能

 なお、iCloud DriveはiOS 7以前およびOS X Mavericks以前のデバイスとは同期できないため、既存のiCloudアカウントをiCloud Driveへアップグレードするにあたっては注意が必要だ(本誌別記事『「iOS 8」公開、新機能「iCloud Drive」に注意するよう開発者らが呼び掛け』参照)。

(永沢 茂)